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2023.08.10 ホームページについて マーケティング

2023年版ホームページ制作会社の選び方7ポイント

現役プロフェッショナルが教える、ホームページ制作会社選びの失敗を避けるための7つの秘訣を紹介します。基本的なコツや注意点を押さえることで、初心者でも安心してWeb制作に取り組めるでしょう。

この記事の目次
  • 事前に決めておくべきこと
  • ホームページ制作会社の分類
  • ホームページ制作会社の選び方のポイント
  • ホームページ制作会社を分類で選ぶ際の注意点
  • コンペは必要?

初めに…

ホームページ制作会社の選択は、単純なものではなく、慎重に決定する必要があります。

なぜなら、ホームページはWeb上での企業の顔ともなり、ブランドイメージを訪問者に直接伝える重要な手段だからです。

 

十分な検討がなされないと、期待した成果を得られず、企業の業績にも影響を及ぼす可能性があるでしょう。

 

以下に、ホームページ制作会社選びでよく見られる失敗例を挙げます。

 

・ 大きな費用をかけたのに、期待した効果が得られない
・ デザインが美しいものの、訪問者数が伸びない
・ 提供される機能が複雑すぎて、社内で操作できるスタッフがいない
・ 営業担当者がWebに関する知識が十分ではなく、建設的な議論ができない
・ 専門的なWeb集客に関するアドバイスを期待していたが、具体的な提案が得られない
・ プロジェクト管理が適切に行われず、納期が遅れる

 

以上のような失敗を避けるためには、ホームページ制作会社を選ぶ際には事前の準備と、重要なポイントを確認しておくことが不可欠です。

 

当サイトには、ホームページを制作するメリットとデメリットを徹底解説した記事もあります。

気になる方は、下記記事をチェックしてください。

 

>>【リケスタ】【徹底解説】ホームページを制作するメリット・デメリット (rikesta.com)

そもそも、ホームページ制作会社って?

ホームページ制作会社とは、発注者の要求に応じてホームページの企画、設計、制作を手掛ける専門家集団です。

 

プログラムの作成やコーディングを行う技術者と、視覚的なデザインを行うデザイナーが協力して、発注者の求めるホームページを作成します。

 

また、プロジェクトをスムーズに推進するために、発注者と制作会社間のコミュニケーションを担当するディレクターを配置する会社も存在するでしょう。

 

具体的に次のような種類のホームページ制作を手がけます。

 

・ 企業公式サイト
・ 商品やサービス紹介サイト
・ 採用情報サイト
・ オンライン販売サイト(ECサイト)
・ 情報発信用サイト(オウンドメディア)

 

そして、ホームページの制作だけでなく、サイトの状況分析、Web戦略の立案、成果の検証など、多岐にわたるサービスを提供する制作会社も増えてきています。

 

各ホームページ制作会社にはそれぞれの専門分野がありますので、自社のニーズに最も適合した制作会社を選択することが重要です。

 

当サイトには、ホームページの種類について詳しく解説した記事もあります。

気になる方は、下記記事をチェックしてください。

 

>>【リケスタ】【解説】ホームページの種類ってどれくらいあるの?種類ごとの役割ってなんだろう? (rikesta.com)

①事前に決めておくべきこと

制作を依頼する前に、目的や予算、ターゲット、期限などを定める重要性を説明します。

 

準備その1:目的

準備その2:予算

準備その3:ターゲット

準備その4:いつまでに?

 

それぞれの準備について説明します。

準備その1:目的

ホームページ制作会社を選定するにあたっての最初のステップは、目的を明確にすることです。

 

ホームページの目的は、会社案内や採用、自社商品の紹介、集客などさまざまあります。

 

目的が曖昧のままだと、美しいデザインや高機能のホームページが出来上がっても、ホームページの活用法が見えず、結果を出すことが難しくなるでしょう。

制作会社側にとってもデザインや機能に困ってしまい、良い成果物ができない可能性もあります。

 

目的設定は可能な限り具体的にすると良いでしょう。

 

また、以下のような数値目標を設けておくことも重要です。

 

・ 問い合わせを月に10件増やしたい
毎月3人が面接に応募するようにしたい
・ オンライン売上を2倍にしたい

 

具体的な目的と数値目標があると、制作会社の選定基準が明確になり、各社の強みに併せて選定ができるので選定作業がスムーズに行えます。

準備その2:予算

ホームページ制作会社の選択にあたり、最も重要な点の一つが予算の明示です。

 

・ なるべく低予算でホームページを作りたい
・ まずは見積もりを見てから決めたい

 

このような曖昧な予算設定では、制作会社側が具体的な提案を立てにくくなります。

 

 

ホームページ制作は、希望するクオリティーや機能により、予算は十万円から数百万円程度と大きく変動します。

 

ホームページ制作会社は企業の期待する品質や機能を満たすか、設定予算に収まるかを見極めます。

 

予算が多ければ人員や時間をより多く投じることが可能となり、逆に予算が限られている場合は予算の範囲内で最適な提案を行わなければなりません。

 

予算が明示されていないと、追加の要望に対して、対応が困難になるか、追加料金が発生する可能性があります。

 

スムーズなコミュニケーションを保つためにも、予算は事前に明確にしておくべきです。

 

当サイトには、ホームページの制作費用について詳しく解説した記事もあります。

気になる方は、下記記事をチェックしてください。

 

>>【リケスタ】2022年版|ホームページ制作の費用と”抑えるコツ„を徹底解説 (rikesta.com)

準備その3:ターゲット

ホームページ制作会社を選ぶ際、一つの重要なポイントはターゲット設定です。

ホームページを通じて、どのようなユーザーに情報を伝え、どのような行動を促したいのかを明確にすることは非常に重要です。

 

ターゲット設定が明確であれば、制作会社から、より適切なデザインや必要な機能の提案をしてもらいやすくなります。

 

また予算内で具体的に何ができるのかも明確になるでしょう。

例えば、美容に興味がある20代の女性がターゲットの場合と、スポーツに関心がある50代の男性をターゲットとする場合では、求めるデザインや機能は異なるものになるでしょう。

 

ターゲットの設定では、具体的な人物像となるペルソナを決めておくことも有効です。ペルソナには、年齢や性別、興味関心だけでなく、住まいや家族構成、価値観まで深掘りして考えていくことが大切です。

準備その4:いつまでに?

ホームページ制作会社に依頼する際、必須となるのが納期の明確化です。

 

・ なるべく早く仕上げてほしい
・ 特に急いではいない

 

といったあいまいな表現では、制作会社は他の納期がはっきりしている案件を優先する可能性があり、結果としてプロジェクトが遅延する恐れがあります。

 

したがって、

 

2023年10月1日に公開予定
2024年3月末までに納品希望

 

といった具体的な日付を指定しましょう。

 

さらに、納期設定には余裕を持つことを推奨します。

制作会社は通常、複数の案件を同時並行で進行させていることが多く、スケジュール調整のための余地を持つことが重要です。

 

短納期でスケジュールを詰め込むと、適切な品質の納品に影響を与えるか、追加費用が発生する可能性もあるため、注意しましょう。

②ホームページ制作会社の分類

ホームページ制作は、何に重きを置くかによって、得意とする制作会社も変わってきます。

以下の観点からホームページ制作会社の特徴を見極めると良いでしょう。

 

分類その1:デザイン重視

分類その2:システム重視

分類その3:マーケティング重視

 

それぞれの分類について詳しく解説します。

分類その1:デザイン重視

ホームページ制作会社の中には、デザインに特化した会社が存在します。

デザインに特化した制作会社は、優れたデザイナーを擁し、ビジュアル訴求が強みです。

ホームページのデザインは極めて重要で、ユーザーがサイトに訪れやすく、再訪を促す大きな要因となるでしょう。

 

逆に、デザインが古めかしい、または一般的に魅力を感じない場合、商品やサービスが素晴らしくてもユーザーに見過ごされてしまうこともあります。

 

特に、高級感や流行の雰囲気を表現したい商品やサービスについては、デザインが他社との競争力を大きく左右するでしょう。

 

機能面を充実させることに比べると、見栄えを改善することは、比較的安価に導入でき、集客にも好影響を与える傾向にあります。

分類その2:システム重視

システム開発にフォーカスする制作会社は、エンジニアを中心とした体制で、システムのプロフェッショナルによる膨大なノウハウが蓄積されています。

 

システム重視のホームページ制作会社は、CMS(コンテンツ管理システム)EC(電子商取引)システムなど、特定のシステム開発に明確な強みを持っています。

オリジナルシステムの構築から既存サービスとのシステム連携まで、幅広い技術要件に対応できるでしょう。

 

システム重視の制作会社は、多様な要件をもとに、オリジナルのシステムを独自に構築する能力を有しています。

 

一方で、ITエンジニアが主導する制作会社は人材の単価が高いため、全体的な制作費用が高くなる傾向にある点を理解しておく必要があります。

複雑なシステム要件や高度な技術的ニーズがある場合に特に適しています。

分類その3:マーケティング重視

マーケティングを得意とするホームページ制作会社は、広告戦略、プロモーション、価格設定など、商品やサービスがより売れる戦略にフォーカスします。

 

マーケティング重視の制作会社には、SEOやWeb集客の専門家が設立した制作会社が含まれるでしょう。

 

マーケティング重視の制作会社の特長は、事業課題を深く理解し、課題に基づいたホームページ制作が可能な点にあります。

 

Web集客に対する独自の視点と戦略が強みとなっています。

ホームページ制作のテクニックとマーケティングの知識を組み合わせて、Webサイトの目的や目標に応じた最適な構成や導線設計を提案します。

集客の目標を達成するための戦略は、ホームページ制作の初期段階から計画的に取り入れられるでしょう。

 

また、多くの会社ではホームページ制作後もWebマーケティングに関するコンサルティングサービスを提供しています。

 

当サイトには、SEOについて、詳しく解説した記事もあります。

気になる方は、下記記事をチェックしてください。

>>【リケスタ】SEOとは? (rikesta.com)

③ホームページ制作会社の選び方のポイント

ホームページ制作会社の選び方について、次の7つのポイントを紹介します。

 

ポイントその1:コミュニケーションはうまく行くか?

ポイントその2:希望以上の提案をしてくれるのか?

ポイントその3:体制がしっかりしているか?

ポイントその4:過去の実績はあるのか?

ポイントその5:プロジェクトの管理はできているのか?

ポイントその6:Webへの知識は十分にあるのか?

ポイントその7:依頼する制作会社のホームページはわかりやすいか?

 

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

ポイントその1:コミュニケーションはうまく行くか?

ホームページ制作では、発注者と制作会社の円滑なコミュニケーションが非常に重要です。意思疎通が不十分だと、時間の浪費や期待とは異なる成果物が生まれる可能性があります。

 

そのため、スムーズなコミュニケーションが可能な制作会社を選ぶことで、効率的に制作プロセスを進めることが可能となるでしょう。

 

特に、規模が大きな制作会社では、発注者が直接デザイナーやエンジニアとコミュニケーションを取ることは少なく、営業担当プロジェクトディレクターが窓口となることが多いです。

 

制作会社が仕事を受ける際に営業担当が窓口になることもありますが、窓口がWeb制作の専門家でないこともあるため、コミュニケーション力には注意が必要です。

 

大規模なプロジェクトでは、全体を統括するディレクターが配置されることもあります。ディレクターはプロジェクト全体の進行を管理し、適切な方向性を示すことで、制作プロセスを円滑に進行させます。

 

制作会社を選ぶ際には、窓口となる担当者とのコミュニケーション能力や相性を考慮し、プロジェクトを適切に進行できる制作会社を選びましょう。

ポイントその2:希望以上の提案をしてくれるのか?

ホームページ制作会社を選ぶ際に重要なのは、発注者の要望以上の提案がなされるかどうかです。提案がなされるかという点は、成果物の品質向上に大いに関連します。

 

ホームページ制作会社は、発注者からの情報を基に詳細なヒアリングを行い、更に深く問題を探求し、解決策を提案することが望ましいと言えます。

 

制作スタッフの立場からすると、仕事量を増やすような提案を行うのは難しいかもしれません。

そのため、営業担当者やプロジェクトディレクターといった窓口からの適切な提案が期待されます。

 

例えば、不必要な機能についての指摘や、ターゲットに対する効果的なデザインと機能の提案など、発注者の利益を考慮した提案があるかをチェックしましょう。

 

発注者の利益に繋がる提案を行う制作会社は、長期的な関係を築く上で信頼できるパートナーとなると言えます。

ポイントその3:体制がしっかりしているか?

ホームページ制作会社の選択においては、チームの組織体制と専門性が整っているかどうかが重要な視点となります。

ホームページ制作は、ディレクター、デザイナー、エンジニアなど、さまざまな職種の協同作業が求められます。

 

それぞれの役割を果たす専門家がバランス良く在籍していることが、高品質な成果物を生み出すために欠かせません。

 

さらには、制作会社の運営体制についても理解することが重要です。

例えば、デザインや開発を外注に出していたり、プロジェクトディレクターが未経験者だったりする場合、成果物の品質に影響を及ぼす可能性があるでしょう。

 

したがって、以下のような具体的な疑問を制作会社に投げかけてみることが有効です。

 

・ どのような体制で制作を進めているのか?
・ どのような経験を持つ人材が担当するのか?

 

以上のような質問を通じて、制作会社の運営体制や専門性を明らかにし、納得のいく選択をするための情報を得ることができます。

ポイントその4:過去の実績はあるのか?

ホームページ制作会社を選ぶ際に重要な視点となるのが、制作会社の制作実績の評価です。

制作実績が豊富であれば、ホームページ制作会社が持つ制作技術や知識の幅が広いことを示しています。

 

ただし、数の多さだけでなく、制作実績の質にも注目しましょう。

 

例えば、

 

・ 著名な企業のホームページ制作を手掛けた経験があるか?
・ デザインが自社のイメージや求める品質と合致しているか?

 

などは大事なポイントです。

 

さらに、自社の業界やビジネスモデルに特化した制作実績があるかも確認すると、より具体的な期待を持てるでしょう。

 

加えて、見た目だけでなく、ユーザーが使いやすい設計がなされているかという点も重要です。

 

制作実績の情報は、制作会社のホームページから取得したり、直接制作会社に問い合わせたりすることで確認できます。

 

ホームページ制作会社選びで最終的に満足度の高い選択をするためには、実績の確認は必須のプロセスとなるでしょう。

ポイントその5:プロジェクトの管理はできているのか?

ホームページ制作は、複数人が連携して作業を進めていくため、プロジェクト管理の効率が非常に重要となります。

 

たとえ優秀なデザイナーやコーダーが在籍していたとしても、プロジェクトの管理が不適切であれば、最終的な成果物の品質は期待できません。

 

 

適切なプロジェクト管理は作業状況の透明性を保ち、必要な作業をスムーズに進行させるため、制作上の問題を減らし、発注者に安心感を与えます。

 

制作会社のプロジェクト管理体制が整っているかどうかの目安の一つとしては、プロジェクト管理ツールの導入の有無を確認するとよいでしょう。

 

発注者側もプロジェクト管理ツールで情報を共有することで進捗状況を確認できます。

また、ツールを通じてコミュニケーションをとることは、プロジェクトの進行を円滑にし、納期遵守の徹底にもつながります。

ポイントその6:Webへの知識は十分にあるのか?

ホームページ制作会社を選ぶ際には、最新のトレンドやテクノロジーへの理解が求められます。

 

Web業界は急速に進化しています。

 

制作会社が新しい動向を把握していなければ、時代に適応した効果的なホームページ制作は難しくなるでしょう。

 

例えば、時代により変わりゆくSNSの動向は、Web集客において重要な要素となります。

 

ホームページにSNS連携機能を導入する場合、最も効果的なSNSを選ぶためにも、トレンドの把握は必須です。

 

また、単にホームページを公開するだけではなく、訪問者数を増やし、Web上での収益を向上させる戦略が求められるでしょう。

 

制作会社がWeb集客の知識や経験を持つかどうかを確認することは、質の高いホームページ制作を期待する上で重要となります。

ポイントその7:依頼する制作会社のホームページはわかりやすいか?

ホームページ制作会社を選ぶ際には、依頼先となる会社のホームページがわかりやすく、ユーザーフレンドリーであるかどうかが重要な指標となります。

 

企業のホームページは、企業のスキル、センス、そしてビジョンを表現する場であると言えます。

 

制作会社のホームページが見やすく、ナビゲーションがスムーズであれば、ホームページ制作会社がユーザー視点の設計を理解している証拠と言えます。

 

また、情報が整理されていて、求める情報を素早く見つけることができるかデザインが統一されているか、そしてユーザーが使いやすいかどうかもチェックしましょう。

 

しかし、優秀なホームページ制作会社であっても、外部の仕事に忙しく、自社のホームページに十分な時間を割けていない場合もあります。

したがって、制作会社のホームページは参考程度に留めておいてください。

④ホームページ制作会社を分類で選ぶ際の注意点

ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点を以下の3つの観点から説明します。

 

注意点その1:デザイン重視で選ぶ時の注意点

注意点その2:システム重視で選ぶ時の注意点

注意点その3:マーケティング重視で選ぶ時の注意点

 

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

注意点その1:デザイン重視で選ぶ時の注意点

デザインを重視してホームページ制作会社を選ぶ場合、必ずしも見た目の鮮やかさがWeb集客力に直結するわけではないことは念頭に置きましょう。

 

高いデザイン性は重要ですが、同時に使いやすさや具体的なアクションへの誘導等、訪問者の滞在時間や行動を最適化する仕組み作りも必要不可欠です。

 

また、デザイン力が強い制作会社の場合、システム開発やコーディングに対する知識やスキルが不足していることもあるでしょう。

 

複雑な機能を持つWebサイトを構築したい場合長期間にわたって安定的に運用したい場合は、システムの観点も見落とさないよう注意が必要です。

 

さらに、デザイナー主導で運営されている制作会社では、デザイナーの個別のスタイルや好みがWebサイト全体に影響を及ぼす可能性があります。

 

結果、全体のデザインの一貫性や企業のブランドイメージとの整合性が損なわれることがあります。

 

そのため、依頼先の制作会社が提供するサービスが、自社の予算や要求を満たしているか確認することが大切です。

 

美しいデザインだけでなく、ユーザビリティやブランドイメージ、そして長期的な運用に配慮した選択を心がけましょう。

 

注意点その2:システム重視で選ぶ時の注意点

システム重視でホームページ制作会社を選ぶ際、技術力が高い一方で、デザイン性とWeb集客の観点が十分に考慮されていないことがあります。

 

まず、ユーザーを惹きつけるデザインは、ホームページの成功にとって非常に重要であることは間違いないので、最低限のデザイン性は必要です。

 

また、システム重視の制作会社は、Web集客に重要なSEO対策の実績が少ない場合もあるでしょう。

 

システム構築のノウハウとSEO対策のノウハウは、別物だと考え、それぞれ適切な制作会社を検討すると良いでしょう。

さらに、システム重視の制作会社が独自システムを構築する場合、変更や拡張に高いコストが発生する可能性があります。

 

初期の制作費用だけでなく、将来的なメンテナンス費用やシステムの拡張に要する費用も見積もって、予算計画を立てる必要があります。

 

また、システム開発の実績が豊富な会社でも、必ずしも全ての機能が必要なわけではないということを忘れないようにしましょう。

 

あまりにも高度なシステムを構築してしまうと、搭載した機能の一部しか使われないという事態を招くことがあります。

 

システムを重視したい場合も、全体のバランスを見ながら最適なホームページ制作会社を選ぶようにしましょう。

注意点その3:マーケティング重視で選ぶ時の注意点

マーケティング重視でホームページ制作会社を選ぶ際の注意点は、適切な企業を見つけることが難しかったり、高額な費用がかかったりする可能性があります。

 

集客やSEO対策などのマーケティングが得意な制作会社はデザインや機能などの見た目で判断しにくいです。

 

また、SEO対策などは営業でアプローチされるケースもあり、本当に信用に値する会社か吟味が必要となるでしょう。

したがって、適切な会社を探し出すことが難しいことが挙げられます。

また、マーケティングを得意とする制作会社は、提供するサービスの価格設定は比較的高めになる傾向があります。

なぜなら、マーケティングを得意とする制作会社は、ホームページ制作のスキルとマーケティングのノウハウを併せ持っているからです。

 

ただし、マーケティングに強い会社のサービスを利用する際には、コストパフォーマンスを評価することが重要です。

 

闇雲に費用をかければ成果が出るとは限りません。

費用に見合った効果を比較して、自社のビジネス目標や予算に合った会社を選ぶべきです。

 

以上のポイントを踏まえ、自社のニーズに最適なホームページ制作会社を選ぶことが成功への鍵となります。

 

当サイトには、ホームページへの集客方法について、徹底解説した記事もあります。

気になる方は、下記記事をチェックしてください。

 

>>【リケスタ】【集客方法】ホームページやWebサイトへの効果的に流入させるには?【徹底解説】 (rikesta.com)

⑤コンペは必要?

ここでは番外編として、ホームページ制作におけるコンペについても触れておきます。

 

コンペは、複数の制作会社が提案を競う方式であり、提案の中から最適な企業を選ぶ方法と理解しておくと良いでしょう。

 

各社が発注者の要望に基づき企画、デザイン、見積もりを提出し、発注者はそれぞれの提案を比較して最適な提案をした企業と契約する流れが一般的です。

 

一見効率的で確実な方法のように見えますが、コンペのメリット、デメリットを比較し、本当に必要かどうかについて考察していきます。

メリット

コンペのメリットは、複数の制作会社からの多様な提案を受けられることで、広範な視点から最適な解決策を見つけ出せる可能性がある点です。

 

デザインを比較できるので、思っていたデザインと違っていた、というリスクはなくなるでしょう。

 

複数の提案を比較することで、自社のニーズをより明確に理解し、優れたデザインやアイデアを探ることが可能です。

 

さらに、予定したコンペの金額に対してのみ提案を受けるため、予算が意図しない形で増えることを防げます。

デメリット

多数の企業から提案を受けると選定作業には相当な時間と労力がかかります。
さらに、各提案を公平に比較するためには、準備段階から詳細な要件設定や管理が必要です。

募集から提案受付、最終選定までの一連のプロセスはスケジュール上の余裕を必要とします。
特に短期間で選定を終えたい場合には適していないかもしれません。

 

提案そのものにも人的リソースが必要であり、これは特に制作企業にとっては高いリスクを伴うことを念頭に置く必要があります。

 

コンペの金額が低い場合は、優秀な制作企業が参加しない可能性が高いでしょう。
そして、逆にコンペの金額が高い場合でも、競争が激化すれば優秀な制作企業がコンペから撤退する可能性があります。

 

以上のメリットとデメリットを慎重に考慮し、ホームページ制作会社の選定にコンペを採用するかどうかを決定しましょう。

最後に

本記事では、自社に適したホームページ制作会社の選び方について詳しく解説しました。

 

ホームページ制作会社の選定は、デザイン、システム、マーケティングのいずれを重視するかで、バランスを見ながら適切な会社に依頼すると良いでしょう。

 

本記事で示した選び方のポイントを活用すれば、数多く存在するホームページ制作会社の中から、自社に合った制作会社を選択することが可能になります。

 

本記事を参考に、自社に見合ったホームページ制作会社を選ぶ手助けになれば幸いです。