プログラム資産?ソフトウェア資産?って何?|詳細とメリットを徹底解説
エンジニアやプログラマーとして活動していると、当然その知識が豊富になったり、技術が身についていくでしょう。
こういった知識や技術は個人としての大きな武器になりますが、それ以外にも経験が大きく武器となる「プログラム資産」というものがあります。
今回は「プログラム資産」の詳細とそのメリットについてを徹底解説します!
- プログラム資産とは何か
- プログラム資産のメリット
プログラム資産とは何か
プログラム資産とは、プログラマーやエンジニアとしてシステム開発を行う際に生まれるコードのことを指します。
資産というと簡単に想像できるのは「お金」ですが、他にも土地や家屋など財産となりえるものがすべて含まれます。
通常、コードは財産に含まれることはありませんが、プログラマーやエンジニアの間では、自分が書いたコードが大きな財産を生み出すことがあるため、総称して「プログラミング資産」と呼ばれるようになりました。
ソフトウェア資産
プログラム資産は、「ソフトウェア資産」というものにも含まれます。
ソフトウェアには元々会計ソフトのような外部に販売するために作られたものと、企業内部でのみ利用できるものの2つがあります。
外部に向けて販売するものは、当然利益を出し続けるので資産に含まれますが、内部で利用するものも実際に利益に直結しないものの、効率をアップしていたり、時間短縮をすることができるため「ソフトウェア資産」に含むことが可能です。
こういったことから、プログラム資産はソフトウェア資産の後者のタイプに含まれると考えても良いでしょう。
利用方法
プログラム資産の利用方法は非常に簡単です。
システム開発の際に1度入力したコードをそのままメモなどにコピーして保存しておきます。
保存したコードを別のシステム開発で利用できそうな際にコピペすればOKです。
このように、プログラム資産では1度入力したことがあるコードを再度入力することなく簡単に利用することができます。
注意点
プログラム資産を利用するにあたってはいくつか注意点もあります。
● 利用する場面を選ぶ
● 利用を拒まれる場合がある
● 同一のものができる(アレンジがない)
● あくまでも資産は自分のものだけ
これらのことに気をつけましょう。
資産となったコードはどんな場面でも利用できるわけではありません。必ず利用できるかを確認しましょう。
プログラム資産を利用する場合、ほとんどがコピペをしての利用になります。こういった開発の仕方を拒まれるというケースが極稀にあるので注意が必要です。
また、コードは公開されているというケースも多くありますが、あくまでもプログラム資産として利用するのは自分のものだけです。
公開されているコードを利用できないわけではありませんが、丸パクリなどはやめるようにしましょう。
プログラム資産のメリット
プログラム資産は、システム開発をするにあたっての財産となるので、当然それなりのメリットがあります。
プログラム資産は【経験=資産】となるので、多くのシステム開発に携わることでどんどんプログラム資産が増え、システム開発が楽になっていくでしょう。
コードの再利用が可能
プログラム資産の最大のメリットとして、コードを再利用できるという点があります。
自分で書いたコードをそのままコピペをするだけで利用可能なので、何度も何度も入力をする必要がありません。
長いコードでも凡庸性の高いものをプログラム資産として整理しておくことで、より効率的にシステム開発ができるようになるでしょう。
時間短縮
コードを何度も入力する必要が無い、コピペだけの簡単作業で済むということで、システム開発の際はかなり時間短縮に繋がります。
大げさに書いているわけでは無く、実際にプログラム資産を上手く駆使することで、0から始めると3日かかるシステムを5∼6時間で仕上げる事も可能となります。
非常に時間短縮が出来るため、ベテランのエンジニアやプログラマーはほとんどプログラム資産を活用していると考えて良いでしょう。
新規考案をしなくて済む
システムを開発する際、プログラムの書き方は幾通りもあり、正解は1つではありません。そのため、プログラマーやエンジニアはコードを書く際に、まずどんなコードを入力するのか考える必要があります。
しかし、プログラム資産があれば、こういったコードを新しく考える必要がなく、全てコピペで対応可能です。
こういった点でも時間短縮や、システム開発に置ける疲弊を軽減することが出来るでしょう。