マッチンサービスの開発相談をする際に決めておくべきこと
■本記事の想定読者
マッチング系の新事業を企画をしている主にビジネスサイトの方。
この記事は技術に関する記載はありません。
- マッチングサービスとは
- 検討して頂きたいこと
- 最後に
マッチングサービスとは
本サービス(リケスタ)も受発注マッチングという分野のマッチングサービスで、立場上マッチングサービスの相談依頼をよく頂きます。
インターネットの有用性の1つとして、依頼したい側とされたい側のマッチングを上手くすることで、ビジネスとしても趣味の領域でも良い結果をもたらしている例は多くあります。
よく考えつくものでもあるため、あまり話が煮詰まっていない状態で相談を頂く場合も良くあります。
そのたびに〇〇と××は最低でも検討して欲しい、などと伝えたりもしていますので、ここではそういったことを記事にしたいと思いました。
検討して頂きたいこと
まず、依頼する側として知りたいことは「費用感」でしょう。
あえて最も雑に例を書くと「〇〇のマッチングサービスやりたい。いくらくらいかかる?」
こんな感じです。
これではシステム会社側からしたらまともには答えられませんし、答えられるとしたらパッケージでも持っているところでしょう。
それも、パッケージそのままで使えるのか、多くをカスタマイズしなければならないのかも全く分かりません。
また、こういったC向けサービスは、初期開発後に利用者からのフィードバックを得て様々改善することでようやく世の中に受け入れられるようになるものです。
費用を出すには工期を概算でも出す必要があり、初期リリースまでの工期なのか、改善も含めた総開発コストなのかで数倍の開きがあってもおかしくありません。
そのうえで決めるべき点は概ね以下のようなものになるかと思います。
機能面
・ビジネスモデルや登場人物(マッチングサービスの登場人物は誰で、誰からどうやってマネタイズするのか?)
・出来れば類似のサービスのリンクを提示
・特徴、差別化要因
想定する規模感や品質レベル(プロトタイプを一旦のゴールとするか、その後の改善まで含むか)
例えば個人でやるマッチングサービスでユーザをゼロから集める場合と、大企業が芸能人をCM起用して大々的に広告を打つマッチングサービスでは予算が大きく違うはずで、その場合システム開発として数倍〜数十倍の費用がかかってくるものです。
Bシステム開発会社の役割
(これはマッチングに限らず他システム開発でも同様ですが、)先ほどの「〇〇のマッチングサービスやりたい。いくらくらいかかる?」と相談してきた 顧客から仕事を受注した場合、開発以外の多くの事を開発会社がリードしてあげないと初期リリースはもちろん、プロジェクトとしてもなかなか成立しないでしょう。
通常システム開発会社の見積もりの中身はシステム開発の見積もりになるはずですが、この場合でいうと企画レベルの支援やコンテンツの検討、準備などといった開発外のこともスコープにしないとプロジェクトが進められないと予想します。
この例は極端な例ではありますが、システム開発会社に依頼した範囲を明示することで見積もりを出す側としては安心して見積もりを出せるようになります。
最後に
マッチングサービスを検討する際に最低限検討欲しいことを上記に記載してみました。
本記事を読んだ方がいずれ有用なマッチングサービスを世にリリース出来るためのプロセスの1つになれば幸いです。