アプリはどうやったらリリースできる?リ リースまでの工程を徹底解説
初めてアプリ開発を行う際、アプリがリリースされるまでの流れを知っておくことは非常に大切です。開発をしたらそれで世に広まるというわけでは無いので、アプリがリリースされるまでにどういった工程があるのかを確認しておきましょう。
- アプリをリリースするまでに必要な工程
- 外注
- 開発
- 申請・審査
- 宣伝・広告
- 維持・保守
アプリをリリースするまでに必要な工程
アプリをリリースするためには、いくつかの工程を踏む必要があります。開発すればそれで完了というわけではないので気をつけましょう。
1. 外注
2. 開発
3. 申請・審査
4. 宣伝・広告
5. 維持・保守
おおまかにわけるとこういった流れになります。
実際にリリースまでに必要な工程は【開発】~【宣伝・広告】までの3つとなり、【外注】は他社に開発をお願いする場合、【維持・保守】はリリース後に必ず必要な工程です。
外注
自社でアプリ開発を行うのではなく、他社にお願いをしてアプリ開発をしてもらう場合、アプリ開発の外注が必要となります。
● 仲介会社を利用
● クラウドソーシングを利用
● 直接会社に申し込みをする
外注の方法はこのように様々ですが、自分たちがほしいと思うアプリに適しているかどうかを必ず見極める必要があるので慎重に選びましょう。
利用するプラットフォームの言語は使えるのか、同様のアプリに実績があるのか、どういった開発を得意としているのか、対応や口コミはどうなっているのかなど、アプリ開発は決して安い金額で出来るわけではないので、吟味することが大切です。
また、外注をする際は、必ず見積りを出してもらうようにし、複数の会社で検討してみるのも良いでしょう。
見積もりが完了して外注先が決まったら、要件定義を行って開発するアプリの目的や条件などを必ず伝えるようにしてください。
開発
アプリを外注された、自社や個人でアプリを出すことになった場合、1番時間がかかるのが開発となります。
単に開発と言っても、システムを組んでいくというだけではなく、様々な細かい工程が必要となってくるので確認しておきましょう。
アプリ選定
まずはどんなアプリにするのかを選定する必要があります。
● ソフトウェアの選定
● プログラミング言語の選定
● プラットフォームの選定
どんなアプリを開発するのかによって開発する手順や目的が変わってくるので、必ず1番最初に行わなくてはいけない工程です。
外注されているアプリであれば、要件定義の際に決まってしまうことがほとんどでしょう。
企画
アプリ選定ではアプリの大まかな部分を決めましたが、企画では細かい部分を詰めていくというイメージです。
● アプリの概要
● 組み立て方法
● 内容
● 動作
● デザイン選定
こういったアプリの基盤を作る部分を細かく企画していき、チームで開発を行う場合は必ず
全員に共有してイメージをしやすいようにしておきましょう。
コーディング
アプリについて細かい内容が決まったら、そこからはしばらくコーディングの時間です。
コーディングはシステム開発の際にコードの入力をする作業のことを指します。実際にプログラマーやエンジニアが活躍をする部分です。
クライアントがいる場合は、なるべくその考えを汲み取り、ユーザーに利用しやすいようにコーディングを行う必要があります。
また、アプリをリリース後には維持や保守が必要となってくるので、後からアプリを見直しやすいようにする、追加機能を搭載しやすいようにするといった部分も必要となります。
テストプレイ
コーディングが完了したら、その後はテストプレイの時間となります。
テストプレイでは主に動作の確認やバグが出ていないかなどを確認し、バグが出ているようであれば必ず修正を行ってください。
ユニットプレイと呼ばれる自動テスト機能を導入しているところもありますが、最終的には人の手でバグ確認をしなければ細かい部分がわからないので、必ず疎かにせず、人力での確認作業が必要となります。
デザイン選定
コーディングによってアプリ内の機能を開発出来たら、その後はデザイン選定の時間となります。
どんなに良い機能のアプリができても、デザイン1つで気に入らないというユーザーも出てきてしまうため、必ず凝ったデザインは凝ったものを利用しましょう。
また、外注されたアプリの場合は、相手企業のイメージカラーなどを取り入れてほしいなどの要望もあるため、必ず要件定義の際に確認をとるようにしておくと2度手間にならないため良いです。
また、デザインの作成はプロに頼むという手もありますが、ツールを利用することで比較的簡単に作成することもできるので、利用してみるのも良いでしょう。
申請・審査
アプリが完成したら、その後はリリースするプラットフォームごとに申請と審査が必要です。
Appleの場合は基本申請から2日以内、Google Playの場合は数時間程で審査の結果が通達されます。
Appleの場合は審査が厳しいためリジェクトされるということも珍しくありません。その場合は問題のある個所を修正し、何度も申請をしてみましょう。
Google Playの場合は審査がさほど厳しくないため、よほどガイドラインを違反していない場合を除いてリジェクトはほぼありません。
初めてアプリの開発を行うという場合は、必ずポリシーや利用規約の確認をしておきましょう。
宣伝・広告
審査に合格したアプリは、宣伝や広告が必要となります。
広告の方法としては様々で、有料で広告を利用すれば必ずダウンロードされるというわけでもないので、そのアプリにあった方法で、ターゲット層に届くように広告を出す必要があります。
また、宣伝の方法として、自社のHPで紹介したり、SNSや口コミを書いてもらう、ブログや動画で紹介してもらうなどの方法もあるでしょう。
無料でできる宣伝方法も数多くあるので、まずはできることから初めてダウンロード数を増やしていきましょう。
維持・保守
アプリのリリースが完了したら、その後の維持や保守が必要となります。
アプリに問題が出てしまった場合の修正や追加機能の実装など、ストアでアップデートをする行為などがアプリの維持や保守です。
アプリを利用しているユーザーからは様々な意見が寄せられてきます。そういった意見を取り入れて改善点を探していくこともとても大切となってくるでしょう。
また、アプリの修正や追加機能でアップデートを入れる場合、再度プラットフォームへの申請が必要です。大型アップデートの場合はリリース時と同じくらい時間がかかることもあるのでご注意ください。