Column

コラム
2021.02.09 アプリ開発

アプリの開発費用を抑えるためには?詳細とコツを徹底解説

アプリ開発を他社にお願いする際、出来るだけ開発費用を抑えたいと思う人は多いでしょ
う。開発費用を抑えるためには、依頼する側も多少の知識をつけておかなくては行けませ
ん。
今回はアプリ費用を抑えるための詳細とコツを徹底解説します!

この記事の目次
  • アプリの開発費用
  • アプリの開発費用を抑えるコツ

アプリの開発費用

外注でアプリを開発する際は、当然開発費用がかかります。アプリ開発にかかる費用は決して安いものではなく、高額となることが多いため、細かい部分で費用を抑えなくていかなくてはいけません。

 

開発にかかる費用はどんなアプリを開発するのか、 ジャンル、内容、機能など、細部にもこだわるのであればどんどん高くなっていきます 。

 

ざっとではありますが、開発費用の相場は 30万∼2,000万円 と言われており、相場でもかなり費用が上下します。

 

開発費用にかかる金額は、開発前に1度見積もりを作成してくれるところも多いので、必ず見積もりに目を通すようにしてください。

アプリの開発費用を抑えるコツ

アプリの開 発費用は知識さえあれば細かくも大きくも抑える事が可能です。

 

残念ながら無知だと余計な機能をつけられてしまったり、無駄な費用をプラスされてしまうということもある ので気を付けましょう。

 

アプリの開発費用を抑えるのにはいくつかコツがあるので、依頼したいアプリの開発に利用できないか、必ず確認をしておくようにしてください。

パッケージ利用

パッケージというものを利用すると、アプリの開発が 初期費用で5万-30万円、月額1万-5万円で済ますことが可能 です。

 

このパッケージというのは、簡単にいうと アプリのテンプレート のようなもので、いくつか既に作られている型に、内容をあてはめていくという方法を利用します。

 

【メリット】
● 安定した品質
● 開発費用が安い
● 使いやすい設計

 

【デメリット】
● 業務フロー変更による手間が増える
● 独自性が無い
● 複雑な機能を付ける事ができない

 

パッケージアプリにはこういったメリットとデメリットが混在しているので、開発するアプリを選ぶ開発方法とも言えます。

 

デメリットの方が特に問題ないのであれば、パッケージを利用する開発方法が最も安く済むと考えて良いでしょう。

 

ただし、デメリットとは別で大事な注意点が1つあります。
以前「 App Storeがテンプレート使用アプリを排除へ」というニュースが流れました 。

 

当然パッケージの利用はテンプレートアプリに含まれます。
実際に今後パッケージアプリが排除されるという根拠はありませんが、アプリはどうしてもプラットフォームに依存してしまうため、規制に従わなくては行けません。

 

こういった BANにも近い排除にも従わなくては行けないので、それ相応のリスクがあることも頭に入れておきましょう 。

レベニューシェア

レベニューシェアとは、 アプリを格安、もしくは無料で作ってもらい、そのアプリで得た利益を定額、もしくは割合で支払うという成功型報酬方式の開発方法 です。

 

これを行うと開発側は良いアプリを作るほど入ってくる金額も大きいため、開発に気合が入ります。

 

また、場合によっては 無料でアプリ開発をしてもらえる ので、当然発注側にも大きなメリットと言えるでしょう。

 

【メリット】
● 初期費用が安く済む
● 配分以上の費用負担が無いので投資リスクが低い
● 受注側は継続的に報酬を得る事が出来る
● 制作モチベーションが高まる
● 初期費用を受け取ったり予算が定められていないのですぐに作成を始められる

 

【デメリット】
● 収益が増えても支払い費用が増える
● 受注側とのコミュニケーションが必要となるので完全委託できない
● 受注側は制作費用を回収できない可能性がある
● 収入が変動するので見込みを立てにくい

 

レベニューシェアは一見メリットが多いように見えますが、デメリットやリスクも高い開発方法です。
レベニューシェアで受けてくれるという企業も少なく、可能であっても 相当企画が良い案件で無ければ受け付けないということもある ので気を付けましょう。

 

また、レベニューシェアでは責任が双方に求められるということもあり、成功例が少ないというマイナスの特徴があります。
検討の際はこういった事を頭に入れておきましょう。

企画をしっかりと詰めておく

アプリの企画は開発側に相談しながらではなく、できれば完全に詰めれるところまで詰めてしまいましょう。

 

曖昧な企画で開発を頼むと、 余計な機能を勧められてしまったり、アプリ開発自体の失敗などが起こる可能性も出てきてしまいます 。

 

【メリット】
● アプリに無駄な機能が付かない
● アプリ開発の失敗を避けられる
● 時間ロスを避けられる
● 予算オーバーを避けられる

 

企画がしっかりと詰まっている場合、費用以外でもこういったメリットがあります。

 

【企画内容】
● アプリの構築方法
● 画面設計
● デザイン
● セキュリティ対策
● 必要機能
● どこまでを外部委託するのか

 

企画内容としては最低でもこのくらいは詰めておくようにしてください。
この方が開発もスムーズに進み、受注側も非常に助かるでしょう。

 

また、外注先に完全委託するのではなく、自分達の企業でできる事がないかも一緒に検討しておきましょう。

予算を決める

企画と共に予算を決めておき、それを外注先に伝えておきましょう。

 

稀に予算をオーバーしてくるという業者もありますが、基本的には予算内で出来る開発方針を固めてくれるという業者が多いです。

 

ただし、予算を決めるという場合は、 あくまでも最低限の知識を付けておき、ジャンルや機能ごとにかかる平均的な費用を先に調べておく ようにしてください。

 

無理に予算内で収めてくれと頼むと、外注先に対して当然良い印象は無く、アプリ完成後に問題が出てくるということも少なくありません。必ずお互いに納得できる予算提示・相談しましょう。

ターゲット層の選定

アプリを利用するターゲット層を先に選定しておきましょう。

 

そうすることで 機能面やデザイン面などのロスを大幅に削減することも可能 です。

 

あくまでもターゲット層に向けてアプリを発信することを仮定することで、よりミニマムなアプリ開発を行うことができ、余計な費用が掛かることはありません。
企画段階で必ずターゲット層の選定も行うようにしましょう。

デザインの用意

自社でアプリ内の機能をどれも担当することが出来ない場合でも、デザインなどを考えておくことで費用を抑える事ができます。

 

アプリのアイコンやロゴ、自社マークのデザインなど、細かい面で工面できるところは用意しておくと良い でしょう。

 

また、デザインに限らず自社で担当できる部分があれば、その分費用を抑える事が可能です。

見積もりをしてもらう

アプリ開発の相談をする際、 開発を始める前に1度見積もりは必ず出してもらいましょう 。

 

その上で自社で担当できる部分が無いか、他の企業と比べて高すぎはしないかなどを検討し、最終判断を行うようにしてください。

 

見積もりは場合によって無料という企業もあるので、いくつか検討してみると良いでしょう。