受発注マッチングサイトで”失敗しないため”に注意すべきこと【システム開発編】
- 本記事の想定読者
- マッチングにおける失敗とは
- 良いマッチングとは
本記事の想定読者
当サービス(リケスタ)を依頼者側として利用を検討している事業者様。
または当サイトの類似サービスを同様に依頼者、発注者といった立場でのご利用を検討されている方。
また、当サービスのご利用を検討されている依頼者の方は、大体以下のような課題をお持ちではないかと考えられます。
1.システムを作りたいが経験がないため当サービスにサポートして欲しい。
2.システム開発を依頼したいが、良い候補先がないので紹介して欲しい。
3.候補先は一応あるが、候補先を増やしてその中から良いところを探したい。もしくは自社選定の候補先が高い、動きが悪い、など。
本記事では主に良いマッチングを行うために注意すべき事を記載しており、上記の2と3の課題をお持ちの方には有用かと思います。
1の方についても、いずれ2と3の課題も発生することになるかと思いますので、本記事をご理解いただいたうえで1のサポートを受けてもらうことをおススメします。
マッチングにおける失敗とは
まず、どういった場合が失敗なのかを確認します。
・失敗事例1
発注先は見つかった。しかし、依頼者が希望する要求事項が正しく伝わっておらず、開発会社があまり得意でない領域の仕事を依頼してしまうことになった。
結果的に該当部分については妥協をして折り合いをつけた。
・失敗事例2
いくつか見積もりが出てきたが、見積もりの評価基準が不明で判断が出来ないため、見積もり金額の一番安い業者に発注した。
その結果、期待した納品物が出てこずにトラブルが発生した。
事例1は、「結果的に該当部分については妥協をして折り合いをつけた。」と記載しているための問題無いようにも見えますが、事例によってはここで大きなトラブルになるということもあるかと思います。
そうならないためには、何が要求事項として重要なのか、依頼事項のスコープを正しくシステム会社に伝える必要があります。
事例2は、単に金額だけで決めると事故が起きやすいという事例ですが、もちろん金額が安くても良い提案(良いシステム会社)ということもあると思います。
それには見積もりの評価基準が定義されていたり、契約内容やカバー範囲(スコープ)も加味して判断してもらう必要があります。
カバー範囲が狭く金額が安い業者に発注した場合は、あとから追加見積がたくさん出てきて結果的に他の開発会社の方が良かったということにもなりかねません。
良いマッチングとは
逆に、良いマッチングとは何でしょうか。以下に記載してみます。
・当初の想定費用内で
・当初の想定期限内で
・依頼者が期待するもの(機能、品質)が提供される
上記を専門用語でQCDといいます。
QCDとは、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)の頭文字を並べたものです。
上記をバランスの良いところに調整し、提案・マネジメントしてくれるシステム会社(もしくは担当のプロマネ)が依頼者から見た「良いマッチング」と言えそうですが、これにはまずは適切な情報を用意してシステム開発会社に伝える必要があります。
こちらは一般的にはRFP(提案依頼書)というものを作成し、システム開発会社にそれをもとに提案・見積もりをしてもらうことで見積もりの基準を出来るだけ同じにし、評価しやすくするためのものです。
といっても、システム開発を依頼したことがない依頼者の方に自力でRFPを作成しましょうといっても困難ですので、リケスタではRFP作成のサポートも行っております。
無料ですのでご安心下さい。
また、以下の記事もご参照ください。
RFPとは?システム開発を開発会社に依頼する際に準備すべきこと
https://rikesta.com/cms/system_column/what-is-rfp/
RFPを実際に記載する際に抑えるポイントや注意点