Column

コラム
2021.02.09 アプリ開発

アプリで利益を出す仕組みはどうなっている のか徹底解説

スマホの普及率が高まり、普段からスマホを利用しているという人が多くなりました。スマ
ホを利用していると、必ず利用するのが「アプリ」ですが、ホーム画面に置かれているほと
んどのアプリは「無料」でインストールされたものが多いのではないでしょうか。
今回はアプリで利益を出す仕組みについて徹底解説します!

この記事の目次
  • アプリで利益を出す3つの方法
  • 利益が出やすいアプリのジャンル

アプリで利益を出す3つの方法

アプリは普段から無料のものを利用しているという人がほとんどですが、こういった無料アプリはどのようにして利益を出しているか疑問に思った事があるのでは無いでしょうか。

 

当然利益を出すことが出来ないのであればアプリの製作は行われません。
個人の場合は趣味で作成ということもありますが、企業では必ずコストと期間を書けて作成するので、それなりの利益が出なければ赤字経営となってしまいます。

 

アプリで利益を出すためには3つの手段があり、どのアプリもいずれか1つ以上を導入していることがほとんどです。

有料販売

まず第1に考えられるのは、アプリの有料販売です。

 

アプリを有料販売することで購入したらその金額がディベロッパーに入るという仕組みですが、この場合は全てがディベロッパーの元に入るというわけではありません。

 

例えばAppストアで有料販売を行った場合、審査や運営、広告(ストア内)、課金を肩代わりする代わりに、収益の30%が手数料として取られ、ディベロッパーには残りの70%が支払われるという仕組みです。

 

また、サブスクリプションで継続課金の場合は、2年目以降の支払いを15%にするなどもしています。

 

このように有料販売はダウンロード数に応じて収益を得る事が出来るという非常にシンプルな構造です。

課金システム

無料アプリの多くで導入されているのが課金システムです。

 

特に人気となった無料アプリゲームなどでは非常に多く導入されているシステムで、有料販売でアプリを買うよりも個人の単価が高くなることが多いでしょう。
人気になれば非常に効果の高いシステムではありますが、逆に人気が薄いと一切収益を得る事が出来ないという面もあるので注意が必要な方法ではあります。

 

また、課金をするユーザーもほんの数%ということがほとんどなので注意しましょう。
最初は完全無料で初めて、人気が出たら後々課金アイテムを出していくというアプリも少なくありません。

 

こちらも有料アプリ同様ストアで手数料が引かれるのでご注意ください。

広告収入

無料アプリで最も多いのが広告収入です。大人気となっているアプリでは課金システムを利用し、それ以外の無料アプリでは広告収入システムを利用しているということが非常に多いです。

 

広告収入の場合は1再生ごとに収益が出るようなっているので、多ければ多いほど収益は発生します。
しかし、広告が多すぎるとユーザーがアプリを利用しなくなる、レビューで評価を悪く書かれてしまうなどあるのでご注意ください。

 

また、1再生ではなくSNSアプリなどでは広告掲載で固定の広告料を貰っているということもあります。

 

広告コンテンツのブロッカーアプリを利用されてしまったり、アプリ利用時だけ通信をOFFにするなどして広告が再生されないようにする人もいます。

 

そういった対策もしなければ収益が下がり、正確なデータも取れなくなるので注意しましょう。

利益が出やすいアプリのジャンル

ジャンル 適した収益化
ゲーム 有料/課金/広告
SNS 課金/広告
EC(ショッピング) 広告
マッチング 有料/課金/広告
音楽 有料/広告
動画 有料/課金/広告
漫画 有料/課金/広告

※サブスクリプション型は「有料」に含めています。
※通話アプリは「SNS」に含めています。
※フリマアプリは「EC(ショッピング)」に含めています。

 

 

アプリの中で利益が出やすいのはこれらのジャンルです。

 

圧倒的にゲームアプリが収益を得やすいのは間違いありません。

 

逆にゲーム以外のアプリは強豪アプリが多すぎて個人で戦うのは難しいと考えた方が良いでしょう。企業であってもかなりの企画力・運営力が必要です。

 

また、この中でもEC(ショッピング)アプリは特殊で、課金アイテムなどではなく、アプリ内で販売している商品で収益を考えるようにして下さい。