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2021.02.09 アプリ開発 用語解説

アプリ開発に必要なスキルやプログラミング 言語は何?アプリの種類に合わせて徹底解説

アプリ開発を実際に他の企業にお願いする際や、自分でアプリを開発してみようと考えた際
に、どんなスキルやプログラミング言語が必要となるかを知っておくことは重要です。
特に企業によっては求人応募の際に必須スキルがある事もあるので、必ず事前にチェックし
ておくようにしましょう。
今回はアプリ開発に必要なスキルやプログラミング言語について、アプリの種類に合わせて
徹底解説します!

この記事の目次
  • アプリの種類
  • アプリ開発に必要なスキルとプログラミング言語

アプリの種類

アプリにはゲームや便利系などのジャンルとは別に、いくつかの種類が存在します。

 

アプリの種類を理解しておくと、必要スキルやプログラミングについての理解が深まるので、必ず知っておきましょう。

 

【Webアプリ】
Webアプリに明確な定義はありませんが、ざっくりと説明するのであれば「 高度機能付きWebサイト 」の事を指します。

 

● コメントの投稿
● データ収集
● 商品購入
● ユーザー登録
● サービス作成(ブログや診断メーカーなど)

 

こういった通常のWebサイトではなく、 見てもらう以外にも機能があるWeb上のコンテンツをWebアプリ と呼びます。
例えばYouTubeやTwitterなどは、アプリではなくブラウザで開いた場合は分類上Webアプリです。

スマホアプリ

スマホアプリは「ネイティブアプリ」とも呼ばれ、皆さんにもっとも馴染みがあるアプリです。

 

ジャンルが幅広くあり、ゲームや動画、漫画、音楽、ショッピングなど数多くのアプリが存在しています。
スマホアプリは デバイスのOSに依存するため、基本的には端末に一度ダウンロードとインストールを行う必要があります。代わりにWebアプリよりも動作が早く、機能面で優れている のが特徴です。

 

ただし、スマホアプリにはデメリットもあります。それは 費用と期間がWebアプリに比べて多くかかるという点 です。
スマホアプリでもAndroidとiOSは別々に作られるため、両方でリリースするとなるとさらに費用や期間が必要になります。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリとは、 Webアプリとネイティブアプリの良さを足したアプリ の事を指します。

 

Webアプリはプラットフォームを選ばずすぐに利用できるというメリットがあり、ネイティブアプリにはデバイスの固有機能を利用できるというメリットがあります。この2点を足したのがハイブリッドアプリです。

 

ハイブリッドアプリはさらに 開発コストを抑えられる というメリットや、 メンテナンスが容易に出来る というメリットがあります。

 

しかし、逆に 動作がネイティブアプリに比べて重い、細かい仕様変更が苦手 というデメリットもあります。
主に会員登録などがある企業のサイトがデータ収集を楽にするために利用したり、ECサイト(ショッピングサイト)などに利用されることが多いアプリです。

業務系アプリ

業務系アプリは少し特殊ですが、Webアプリに似た性質を持つアプリです。

 

「業務ソフト」や「業務システム」と呼ばれることもあるので、同義として覚えておきましょう。

 

主に 企業での業務やデータ収集を円滑に進めるために開発されるアプリ で、一般企業に向けて開発されるものと、企業から独自に開発依頼がくるオリジナルのものの2つがあります。

 

基本的には 業務の効率化や意思決定の支援など、無くても困ることは無いが、業務が円滑で
素早く済むアプリ がほとんどです。

 

例えばスケジュール管理ツールや社内SNSなど、あることで業務が円滑に進むアプリを「業務アプリ」と呼びます。

アプリ開発に必要なスキルとプログラミング言語

これまでに4つアプリの紹介してきましたが、アプリの種類によって利用するスキルやプログラミング言語が異なります。

 

開発したいアプリと間違った勉強をしてしまうともったいないので、必ず事前に理解しておきましょう。

iOSアプリ開発

【必要プログラミング言語】
● Objective-C
● Swift
● Kotlin/Native

 

Appleではハードとソフトの両方を独自開発しているため、プログラミング言語も独自の言語があります。
Objectie-Cは昔開発された言語で、Swiftは最近開発された、どちらもApple独自のプログラミング言語です。

 

この2つは一応共存して利用することが可能となっていますが、 正常に動作が行われない、エラーが出るなどが頻繁に起こるので、出来れば別々で利用するのが良い でしょう。

 

また、「Kotlin」がAndroidアプリの公式開発アプリであり、Kotinを利用してiOSアプリとAndroidアプリの両方を同時開発出来る技術が「Kotlin/Native」という技術です。

Androidアプリ開発

【必要プログラミング言語】
● Java
● Kotlin
● C言語
● Ruby

 

これらの言語はAndroidアプリを開発する上で必要となります。
KotlinはAndroidアプリ開発の公式言語となっているのでほぼ必須言語 として捉えておきましょう。

 

JavaやC言語は習得こそ難しい部分がありますが、凡庸性が高く、お互いに共存できるのでゲーム制作などの際には重宝されるプログラミング言語です。

 

また、Rubyは日本人が開発したプログラミング言語ということで、参考書が日本語で書いてあるものも多く、非常に学習しやすい言語となっています。

Webアプリ開発

【必要プログラミング言語】
● PHP
● Paython
● JavaScript
● Java
● Ruby

 

Webアプリを開発する際はこれらの言語から開発可能です。

 

特に PHPはWebアプリを開発する際、メインとなって利用できる言語 なので、ほぼ必須と考えて良いでしょう。企業の求人でも募集要項で必須となることがほとんどです。

 

Paythonは少し前まで人気の無い言語でしたが、現在ではデータ解析が出来たり人工知能の開発が出来るということで非常に需要が伸びてきている言語になりました。

 

また、ハイブリッドアプリを開発する際にはほとんどWebアプリ開発と同じプログラミング言語が必要と考えてください。

業務系アプリ開発

【必要プログラミング言語】
● C言語
● C++
● C#
● Java
● JavaScript
● PHP
● Python
● Ruby
● Objectie-C

 

業務系アプリを開発する際は、非常に多くのプログラミング言語が有用と考えておきましょう。

 

特に、 C言語やC++、Java、C#などの凡庸性が高い言語は、どの業務システムでも重宝される ことがほとんどなので、優先的に考えるようにしてください。

 

逆にJavaScriptやPHP、Rubyなどは専門性が高いため、大規模な開発にはあまり向いていません。
あくまでも企画によって利用する可能性があるとして考えておきましょう。