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コラム
2024.04.15 RFP(提案依頼書)

RFPに記載するべき項目とは?

RFPに記載すべき主な項目を網羅的に解説します。

この記事の目次
  • 1. システム構築の目的
  • 2. 具体的な要件
  • 3. 提案にあたってのルール
  • 4. 開発体制や役割分担
  • 5. システムの本稼働時期

1. システム構築の目的

背景・目標・現状RFPの冒頭では、新システム導入の背景や目的を明確に示すことが重要です。

 

■ 背景

・ 現在抱えている課題や問題点

・システム導入に至った経営的な理由

 

■ 目標

・新システムの導入によって達成したい具体的な目的

・ 数値目標や成果指標

 

■ 現状

・ 現行の業務フロー(As-Is)

・ 現行システムの課題や問題点

 

これらの背景と目標を明確に示すことで、ベンダーは発注企業の課題を理解し、それに合ったソリューションを提案できるようになります。

2. 具体的な要件

新システムに求める要件次に、新システムに求める具体的な要件を記載します。

 

 ■機能要件

・必要な機能や処理内容

 

■ 非機能要件

・導入体制(開発スケジュール、運用体制など)

・ 性能(処理速度、レスポンス時間など)

・ 品質(セキュリティ、可用性など)

・契約条件(契約形態、検収条件、支払条件など)

 

要件を詳細に記載することで、ベンダーは発注企業の要求を正確に把握し、現実的な提案ができるようになります。

3. 提案にあたってのルール

提案の範囲や内容、提案書の構成や提出期限などのルールを明確に示します。

4. 開発体制や役割分担

発注企業側とベンダー側の体制や役割分担を記載します。

5. システムの本稼働時期

システムの本稼働時期を示します。

 

これらの項目を網羅的に記載することで、発注企業の要求事項をベンダーに正確に伝えられ、適切な提案を引き出すことができます。

 

特に重要なのは、背景と目標、要件の明確化です。これらを詳細に示すことで、ベンダーは発注企業の課題と期待を十分に理解できるようになります。

 

一方で、RFP作成には時間的コストがかかるデメリットもあります。そのため、必要十分な項目に絞って作成することが重要です。

 

また、RFPに詳しい専門家にチェックしてもらうことで、曖昧な表現がないかを確認し、より質の高いRFPを作成できます。

 

つまり、RFPの作成にあたっては、発注企業の要求事項を明確に示すことと、必要十分な項目に絞り込むことが肝心だと言えます。

 

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・RFPを実際に記載する際に抑えるポイントや注意点

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